顕微鏡の教室・天体観望会を実施しました!
写真=宮田雅己 文=石田匠
今宿小学校で、12/10(土)に顕微鏡の教室、12/15(木)に天体観望会を開催しました。

顕微鏡の教室には、計24名の子どもたちが参加してくれました。イベントはまず、学校の校庭から観察したいものを各自で収集するところから始まりました。子どもたちが拾ってきたのは、石、砂、落ち葉など。手触りと見た目が全然違うなど、新たな発見がたくさんあったようです。ビオトープから採水した水の中には、生きたミジンコもかくれていました。教科書に載ってある姿と同じ、動くミジンコに子どもたちだけでなく保護者の皆さまも興味津々でした。


今回は事前に、参加者に顕微鏡で観察してみたいものを家から持ってきてくるようにアナウンスしていました。子どもたちはシールや紙幣などを持参していました。カラーの印刷物は細かいドットで構成されていることを観察したほか、お札の細かい模様を見るのは私も始めてで、「ここにも日本銀行って書いてあるよ!」と、子どもたちにたくさん教えてもらいました!

教科書や図鑑で知識を得るのと、実物を見ることの間には大きな差があります。大学で研究するような最先端の科学だけではなく、身のまわりにもふしぎが隠れていることを、子どもたちに実感してもらえたなら嬉しいです!

また天体観望会は、今宿小学校の校庭で実施しました。こちらも20人程度の方に参加していただき、大盛況でした。幸い天候に恵まれ、空気も澄んでいたため、街明かりの中でしたがたくさんの星々を眺めることができました。筆者がレーザーポインターで夜空を指さしながら冬の星座を説明する傍ら、昨年度に引き続き上ノ原在住の天文愛好家、山口喜久雄さんのお力をお借りし、2台の天体望遠鏡で土星や木星、銀河などを観測しました。

初めて土星の輪を見た参加者もいらっしゃったようで、望遠鏡の購入を検討されている方もいました。また日程がふたご座流星群の到来と重なったため、たくさんの流星を眺めることができました!

本年度は6月のブーメラン教室に引き続き、合計3回の科学教室を実施できました。最後になりましたが、運営・広報面でご尽力を頂いたPTAのみなさま、先生方、そして参加してくれた子どもたちに感謝申し上げます。ありがとうございました!筆者は今年卒業しますが、来年度以降も後輩たちが教室開催を引き継いでくれるので、今後も子どもたちにとって大学生が身近な存在でいてくれたら嬉しいです。