願いが叶う「叶嶽神社」。守り続ける住民の思いとは

願いが叶う「叶嶽神社」。守り続ける住民の思いとは

文=横川千夏 写真=横川千夏・時川碧海

叶嶽神社 遙拝所への道

叶嶽神社(かのうだけじんじゃ)の遥拝所は、叶嶽登山口から10分ほど登ったところにあります。さらに1時間ほど登ると、叶嶽山頂(341m)。長垂海岸を一望することができます。

※遥拝所:遠く離れた場所から神仏を拝むための場所
※叶嶽登山口は、バス停「叶嶽宮前」から徒歩1分

コミュニティバス「なぎさ号」のバス停「叶嶽宮前」
(左から) 堤志津男さん、吉積博幸さん、木藤和夫さん

叶嶽神社は、神社でありながら、明治時代の神仏習合によりご神体を「勝軍地蔵」とする地蔵堂でもあります。願いが「叶う」という意味で、「叶嶽神社」と名付けられたという説があります。

今回お話を伺ったのは、叶嶽神社元総代の木藤和夫(きふじかずお)さん、叶嶽神社現総代 吉積博幸(よしづみひろゆき)さん、上ノ原(かみのはる)町内会長の堤志津男(つつみしづお)さん。

叶嶽神社は、吉住(吉積)家によって先祖代々守られてきましたが、最近からは上ノ原地区の町内会で整備などを担っています。

山道の整備

叶嶽山頂までの山道は、定期的に間伐などの整備をしなければなりません。上ノ原地区には、林業や造園業に携わる人が多く、住民で構成される山林組合もあります。しかし、普段中心となっているメンバーのほとんどは60代を超えており、高齢化により担い手が減少していることは深刻な課題となっていました。

QRコードを神社に掲示して、山道の整備のボランティアを募集してみたんですよ。すると、「いつもお世話になっているから」といって、25人の方が集まりました。20代から30代の若い世代が多く、未経験者がほとんどでしたが、熱心に取り組んでくれました。ベトナム人などの外国人の方もおられました。

吉積博幸さん

ボランティアを募集しての山道整備は、毎年11月に実施されています。

健康道場

叶嶽神社には、地元の方々だけでなく、遠方からの参拝者も多く訪れます。「健康道場」といわれるだけあって、高齢者の方が健康づくりのために山登りをする姿がよく見受けられました。そんななか、コロナ禍において「密」が避けられるなか、叶嶽神社には若い世代の登山者も増えるようになったと喜んでいるそうです。

叶嶽 登山口

若い世代の人との交流もつくっていきたいですね。年に4回ある大祭のときに露店を出してもらったり、建物のデザインを考えてもらったりして、上ノ原全体を盛り上げていきたいです。

吉積博幸さん

叶嶽神社のWebサイトはこちら

願いが叶う「叶嶽神社」。守り続ける住民の思いとは」への2件のフィードバック

  1. 登山愛好家ではありませんが、住民になってから20年、叶嶽には時折り登りたくなります。低山ながらも結構険しい傾斜の山道を登り詰め、神社にお参りするとちょっとした達成感を味わうことができるからです。それに途中では下界の景色や笑顔の岩、お不動さんの磨崖仏?に癒しやいにしえを感じ、山道の標であり休憩ポイントでもあり、山登りの楽しみのひとつです。
    正月に登った時、登山道がきれいに整備されていて助かりましたが、記事を読み、地道なボランティア活動のおかげだったことを初めて知りました。ありがとうございます。これから秋になり良い季節ですから、また行ってみようと思います。

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  2. まだ元気な時はよくのぼりました。良い季節になり、ふと思い出しました。ゆっくり登れる山叶岳、
    早速参拝させていただきます。記事を読んでボランティアの方たちの協力によって綺麗に保たれていて、参拝者達は感謝してします。ありがとうございます。大祭日が知りたです。

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