本場ドイツの味を、今宿で。焼きたてパンの美味しさを伝え「ゾンネン・ブルーメでのパンづくり。

本場ドイツの味を、今宿で。焼きたてパンの美味しさを伝え「ゾンネン・ブルーメでのパンづくり。

写真・文=横川千夏

ゾンネンブルーメ チーフ 江頭正樹さん

今宿駅前、長垂海岸からの潮風漂う住宅街に、焼きたてパン工房「DIE SONNEN BLUME(ゾンネン・ブルーメ) 」があります。ドイツ語で、「ひまわり」

ゾンネンブルーメ 店の外観
ライ麦パン「ゾンネンブルーメ」

チーフを務めるのは、江頭正樹(えがしらまさき)さん。

父であるErwin Betzさんが、1972年にパンの技術顧問としてドイツから来日。日本で生まれ育った正樹さんは、20歳でヨーロッパに留学。ドイツで5年、スイスで3年半、パンやお菓子作りについて学び、修行を積みました。2006年に、今津(福岡市西区)で製粉会社の事業の一環としてゾンネン・ブルーメを開業。2017年からは店舗を今宿に移し、営業しています。

食事としてパンを楽しんでほしい

日本では、パンの人気が高まりつつあるものの、食パンや菓子パンを食べることが多い状態。正樹さんは、より多くの人に食事としてのパンを楽しんでほしいといいます。

店内のパン

正樹さんがこだわるライ麦パンには、食事としてパンを食べてほしいという思いが込められています。通常の小麦パンよりも、ミネラル・食物繊維・タンパク質・ビタミン・カルシウム・鉄分などの栄養素が多く詰まっており、現代人の食生活で不足しがちな栄養素を、毎日の食事の中で美味しく摂ることができるのです。

また、食事としてパンを食べるのに欠かせないのは、「焼きたて」であること。

焼きたてのパンって、炊きたてのご飯みたいに美味しいんです。パンは、窯から出て2時間経ったものがいちばん美味しい。焼きたてを目当てに来店される方もいらっしゃいますが、その感覚をもっと多くの人に伝えたいです。

そんな正樹さんが、パンを食事として楽しんでほしいという思いがあるからこそ、パンを売るうえで大切にしていることは3つ。1つ目は、添加物や防腐剤を使わないこと。2つ目は、過剰広告をしないこと。最後は、適正価格で販売すること。一見当たり前のことのようですが、商売をするうえではどれも難しいこと。

うちはおにぎり屋さんなんですよ。おにぎりに、高いお金を出すのはおかしいでしょう。だから、クリスマスのシュトレンでも、適正価格で売るようにしてるんです。

好きなパンを選べるように

お客さんには、今宿地域の方だけでなく、佐賀や久留米、北九州など遠方からの方も多いそう。そんななか、今宿周辺や糸島市内に在住する海外の方も増えているいて、特に九州大学が伊都キャンパスに移転してきてから、イスラム系のお客さんが増えています。

店内のサンドイッチ

好きなものを食べればいいじゃん、と思うんです。

ラード不使用のパンをひとつだけ置いても、その人はいつもそのパンしか選べません。そうじゃなくて、そのときに食べたいものを選べるように、サンドイッチでも、1種類ではなく、数種類置くようにしているんです。

ラードは、パン作りに使われる油脂の一種ですが、豚の脂肪から作られているため、イスラム教徒の方は食べることができません。ヨーロッパでの修行を通して、日本では馴染みの薄い文化や宗教の多様性に触れたことが、『好きなものを食べてほしい』という思いにつながっています。

ゾンネン・ブルーメのWebサイトはこちら

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