今宿プロジェクトの活動の一環として、2020年度より、今宿地域の生活の足である乗合バス「なぎさ号」の利用を促進するために、バスツアーの企画や、ユニバーサルデザインの視点で、バス停サインのリデザインなどを行ってきました。新しいバス停サインに関し、地域住民、来訪者、外国人などの実際の利用者が、新サインをどのように感じているか等を把握するため、2021年10月23日(土)、情報、及びデザインのフィードバックの獲得を目指し、利用者へのインタビューをはじめとした、現地調査を実施しました。
■ 調査

当日は、心地よい秋晴れの中、地域の高齢者、外国人、大学生、行政からの参加者など、合計14名の方々に今宿駅前にお集まりいただきました。なぎさ号今宿駅の新旧のバス停サインを比較しながら、参加者それぞれの視点からアンケート調査、及びインタビュー調査を行いました。
その後、実際になぎさ号に乗車し、今宿野外活動センター駅に移動。リデザインした異なるタイプのバス停サインの調査も同時に行いました。移動中には、停車時にバス運転手へのインタビューも実施しました。
■ ディスカッション

より詳しい内容、深いインサイトを得るため、現地調査後、今宿野外活動センター会議室にて、ディスカッションを行いました。
参加者は付箋を使って、アンケート以外の内容や気づき、また今宿プロジェクトに関するアイデアをどんどん書き出し、多様な視点からのディスカッションが活発に行われました・ 今後、更に多くのバス利用者の調査を行う予定で、今回のものと合わせて調査結果をまとめ、あらためて報告する予定です。
本活動を通じて、バスの利用者の促進だけではなく、地域住民の繋がり、コミュニティの構築をも期待しています。