みなさん、今までに誰かにインタビューをして記事や文章を書いたことがありますか?その時、上手にインタビューできましたか。上手に記事を書けましたか。
今年度「今宿プロジェクト」の一環として、今宿地区の「よかとこ」を発見・発信するためのライティング講座を計5回に渡っておこなっています。第一弾「子どもが誇りに思える地域ブランディング」、第二弾「すぐに書かない文章講座」に続き、9月3日に、第三弾の「取材をやってみよう!」がおこなわれました。
この講座は、地域の人々が実際に顔を合わせながら、グループで取材の練習をしたり議論したりする予定でした。しかしながら、新型コロナウイルス蔓延防止の観点から、急遽オンライン開催に変更となったものでした。オンラインツールに不慣れな参加者の方々もいる中ではありましたが、参加者、講師、運営スタッフが協力し合いながらの講座となりました。
今回のテーマは「今宿に住む方々をゲストに迎え、インタピューをしてみよう!」です。講座の狙いは、より深く話を聞き出すための「聴く」質問のスキルをUPすること、記事にするための焦点化を意識すること、インタビューの実践を通して、「人の話を受け取る」を実感することです。
グループワーク中心の講座で、少し説明があったあと、アイスブレイクのようなセッションでウォーミングアップしてから、それぞれのチームに入りました。今宿在住の方々に実際インタビューをしてみるという実践型のグループワークです。インタビューした人もインタビューされた人も緊張感の中で、グループワークが進みました。
全体から見て、一言で言い表すとするならば、、、『アツい』講義でした。
まず、『アツい』講師、佐藤倫子さん。
佐藤さんは一般社団法人ママトコラボ理事であり、また非常勤講師として、大学で「ボランティア実践入門」を担当しています。また、子育て支援および子育て期の女性の能力発揮の場を提供するといった活動を、糸島市を拠点に幅広くおこなっていらっしゃいます。
佐藤さんはとても話上手で、しかも楽しい方で、参加者は彼女のトークにくぎ付け!
例えば、「話す」から「放す」へ。自分の話を一度手放す、自分の視野を広げ、客観的に自分を見直す。そうすることで、自分の人生に気づきがもたらされる。
「聞く」から「聴く」へ、「聞く」の漢字にある「門」の中で「耳」で聞くより、「聴く」の漢字のように、「耳」から「目」から「心」から聴くと、より素晴らしいことが聴こえる。
更に、インタビューの英語のつづりは、「Inter」「View」で、つまり「中」の「風景をみる」、相手の中の景色の見え方を引き出して表現する。
素敵でしょう。私も頷きながら聞きました。いいえ、聴きました。
また、参加者も佐藤さんに負けず劣らず「アツい」です。
参加者のおひとりは、取材も書くのも得意ではないが、今宿が好きでこのような活動に参加することに意義を感じると話してくれました。ほかにも、こどもと一緒に参加してくれているお母さんもいて、その一生懸命さに感動しました。
取材も、今宿のことが大好きな5名の方に協力いただき、取材対象者としてチーム活動に参加いただきました。「自分のことを、初めて別視点から見ることができてよかった」と温かい感想を得ることができました。
このような素敵な参加者、取材に協力してくださった方々とのやりとりをとおして、一緒に活動する運営者として、非常に誇らしく嬉しく思います。今宿は海あり、山あり、何より人あり。何よりこのアツい方たちがこれからの今宿を盛り上げてくれることでしょう。
この記事を見たあなたも、よければ一緒に今宿プロジェクトに参加し、楽しい活動をしながら、アツい仲間を作りませんか。
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次の講座は、九州大学の学生、時川碧海さんの「写真の撮り方」です。 では、またすぐお会いしましょう。